早稲田大学 後藤春彦研究室

研究室の概要

早稲田大学創造理工学部建築学科/大学院創造理工学研究科建築学専攻
後藤春彦研究室 景観・地域デザイン研究
後藤春彦研究室とは 当研究室は1994年4月の発足以来、都市・地域景観を対象に地域計画と都市設計の両面から研究を進めています。

対象としている都市・地域景観とは、目に見える形としての景観だけでなく、それを生むにいたった背景にある地域の風土的、歴史的、社会的文脈までを含むものと考えています。

具体的には、生活景と呼ばれる暮らしの風景から、それを下支えする社会のしくみまでです。都市設計は、主に前者の目に見える形としての景観からアプローチであり、地域計画は主に後者の景観を下支えするしくみからのアプローチです。

こうした対象に、本学の伝統的な考現学や発見的方法といったフィールドワークを中心に据えた研究手法を継承しつつ、「まちづくり人生ゲーム」、「まちづくりオーラルヒストリー」などの人々の暮らしの息づかいを時間軸で把握する手法を開発しています。

人口減少社会に突入した後の社会状況の変化に対して、都市・地域景観のあり方も、これまでとは違った対応が求められてきています。

これまで断片的になりがちであったまちづくりの成果の総合化・体系化を試み、住民自治のしくみづくりを通じて、生き生きとした都市・地域景観の創造をめざしています。
所在地 addr/〒169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1-55N-7F-09A
tel /03(5286) 3289

研究室メンバーの活動(受賞歴)

2023年度 日本造園学会全国大会 学生公開デザインコンペ 佳作 全国10選

味方 唯・糸賀 大介・鈴木 孝之・池上 恵美・各務 弓太
「連関する恵み —江田川を中心とする生活と観光—」

2023年(第34回) 日本建築学会 優秀修士論文賞

村井 遥
「漁村集落における構築物の設置と道具の移動による浜の再構築プロセス—福井県三方上中郡若狭町常神集落を対象として—」

せんだいデザインリーグ2023 卒業設計日本一決定戦 特別賞

糸賀 大介(後藤研)・石川 航士朗(古谷研)・大竹 平雅(高口研)
「生活景の結い」

2022年(第33回) 日本建築学会 優秀卒業論文賞

森田 彩香
「「クラフト的ものづくり産業」を下支えする《創造的産業空間》に関する研究—台東区南部エリアにおける新規参入経営者の経営資源獲得プロセスに着目して—」

日本建築学会関東支部第 22 回提案競技「美しいまちをつくる、むらをつくる」

市川 春香・神作 希・河井 優・篠原 和樹・髙橋 亮太・高野 美沙子・田村 祐太朗・冨永 万由・藤原 飛悠梧・村井 遥・兰 海峰
「転石苔を生ぜず 大谷のまちを後世につなぐ 3 つの循環」

せんだいデザインリーグ2022 100選

森田 彩香(後藤研)・加藤 彩那(渡邊研)・端山 武志(早部研)
「知の誘惑-attracted by sapience-」

2021年度 日本建築学会大会都市計画部門 若手優秀発表賞受賞者

市川 春香
「歴史的景観保全地域における屋外広告物デザインに見出される「相応しさ感覚」に関する研究」

2021年 日本生活学会 博士論文賞

吉江 俊
「首都圏の民間による集合住宅供給における住環境価値の商品化と立地地域の変容」

2021年(第32回) 日本建築学会 優秀卒業論文賞

篠原 和樹
「まちなかの屋外活動の場からみる郊外住宅地の「近隣公共圏」—新型コロナウイルス流行下における複数の住宅地の巡回調査から—」

2021年(第32回) 日本建築学会 優秀卒業論文賞

河井 優
「住環境をめぐる「関心圏」の空間構造とその成立背景—情報空間を介して間主観的に形成される論点と思考様式に着目して—」

2021年(第32回) 日本建築学会 優秀修士論文賞

富樫 遼太
「人新世時代の鉱山跡地における放擲された空間の特性及び位置づけ—秋田県北鹿地域の実像と環境哲学の議論を交えて—」

トウキョウ建築コレクション2021 大原一興賞

富樫 遼太
「人新世時代の鉱山跡地における放擲された空間の特性及び位置づけ—秋田県北鹿地域の実像と環境哲学の議論を交えて—」

日本都市計画学会 2020年度 年間優秀論文賞

山川 冴子・後藤 春彦・森田 椋也・山崎 義人
「北海道天塩郡豊富町における湯治者と地域社会の関係の段階的変容」

第1回GBJ学生オピニオン・チャレンジ2020 大学生の部優秀賞

泉川 時・山川 冴子
「暮らしの社交が生み出すCASHINO Tech—持続的なIRの産業集積システム提案—」

土木デザイン設計競技 景観開花。2020 特別協賛企業賞ヨシモトポール・YSポール賞

五十嵐萌乃・泉川時・上杉謙虎・須栗諒・中岡暖・原望峰・村松美邑・柳瀬千裕・山川冴子・吉野良祐・吉村佳津司・臧名
「里川新八景—河岸場が紡ぐ人と河川の新たな暮らし—」


2019年以前はこちらをクリックしてください。

  • 黒澤翔(2019):2019年度日本建築学会大会(北陸)学術講演会 農村計画部門 若手優秀発表賞『奄美大島龍郷町における集落の地理的特徴と居住実態の関係』

  • 富樫遼太・澤田郁実(2019):JIA東海支部設計協議「辺境で、AIと暮らす」金賞 『補陀落渡海』

  • 富樫遼太・北條光彩季・黒澤翔・澤田郁実(2019):鹿児島県住宅産業協会住宅設計コンペ「鹿児島を楽しむための家」 優秀賞『しまなじみ』

  • 森田椋也(2018):2018年日本建築学会奨励賞『「大杉神社例大祭」参加団体の動向からみた祭事再興とまちの再建の関係-2011年東日本大震災後の岩手県下閉伊郡山田町を事例として-』

  • 野田満(2014):2014年度日本建築学会関東支部研究発表会 若手優秀研究報告賞『中山間地域におけるふるさと紊税の活用を契機としたまちづくり体制の構築-福井県今立郡池田町「池田町まちづくり自治委員会」を事例に-』

  • 野田満(2013):2013年度大会学術講演会 若手優秀賞『農山漁村地域における外部人材の活用実態と意向に関する基礎的研究-『緑のふるさと協力隊』事業受け入れ自治体を対象に-』

  • 石黒雅之・馬場健誠・申炳欣・伊藤裕菜・大石祐輔・斎藤竜大・高橋洸介・林泰資・山近資成・横内秀理(2012):2012年度都市計画学会ポスターセッション優秀ポスター章『-考現学のデジタル化による都市空間の再解釈と可能性-』

  • 谷口綾子・佐藤宏亮・野田満・池田智・石黒雅之・遠藤翼・葛野亮・木田恵理奈・熊谷哲大・菅沼結城子・陳海韻・
  • 野上耕太郎(2012):2012年度都市計画学会ポスターセッション優秀ポスター章『生活者の暮らしの記憶から描かれる復興まちづくり-岩手県山田町の漁村集落における取り組み-』

  • 柳沼優樹・前田茜・河内昇平・金子奈津・高嶺翔太・陳海韻・山本香菜・林書嫻(2011):第7回GISコミュニティフォーラムマップギャラリー 第5位『日本の原風景である棚田の耕作範囲の縮減像-新潟県における旧小学校区の七集落を対象として-』

  • 高嶺翔太・佐藤宏亮・馬場健誠・金子奈津・河内昇平・陳海韻・前田茜・柳沼優樹・山本香菜・林書嫻(2011):2011年度優秀ポスター賞『まちづくりオーラル・ヒストリーからはじまるまちづくり活動へのアプローチ』

  • 杉木勇太(2011):早稲田学生文化賞

  • 杉木勇太(2010):日本建築学会設計競技2010北陸支部入選『大きな自然に呼応する建築』

  • 後藤春彦研究室(2010):2010年度グッドデザイン賞 まちづくり・公共空間デザイン・景観設計『城崎温泉「木屋町小路」(城崎このさき100年計画プロジェクト )』

  • 佐藤宏亮(2010):日本都市計画学会論文奨励賞『都市デザインのためのコミュニティ自治を基礎とした社会関係資本の構築に関する研究』

  • 佐藤宏亮(2009):日本建築学会奨励賞『戦後日本の地区まちづくりにおけるマネジメントシステムの再評価-地方行財政における寄附の仕組みが有していた機能と課題に着目して-』

  • 杉木勇太・(有賀研)常名慶一郎(2009):FUTURE DESIGN2009 未来エレベーターコンテスト最優秀賞『東京水系2030』

  • 後藤春彦研究室(2009):兵庫県「人間サイズのまちづくり賞」まちなみ建築部門(城崎温泉木屋町小路)

  • 後藤春彦研究室(2004):山梨県南巨摩郡早川町西山農園温泉(仮称)建設設計コンペ 最優秀賞(実施)

  • 前島一弥(2002):日本建築学会優秀修論賞『季節移住の継続要因からみる複数地域居住のあり方-輪島市舳倉島の季節移住を事例に-』

  • 松岡正浩・沖山観介・井戸隆・永井啓宏・田口太郎・山泉聡(1999):早稲田大学小野梓記念賞(芸術賞)『リサイクル・トレーディング・ボックスの提案』

  • 松岡正浩・沖山観介・井戸隆・永井啓宏・田口太郎・山泉聡(1999):InBetween International Design Project, Award Winner (Germany)

  • 後藤春彦研究室(1998):第14回「グッドトイレ10賞」(日本トイレ協会)グランプリ賞『熊本県合志町すずかけ台公園(共同設計:株式会社環境と造形)』